秋山瑞人week
気づいたら今週は秋山瑞人にどっぷりだった。
【月曜日】
発端はこの日だった。
衝動的に何かが読みたくなって、「猫の地球儀」をどっちも買った。
紙の方はずいぶん前に手放してしまっていてしばらく読んでいなかった。
ミナミノ(もういいでしょう)を読む前まではこれがいちばん自分に合わなくて敬遠ぎみだったのに、読み出したらあっという間に海が、まで到達していた。
昔は楽が好きだったけど、今回は坊主が好きだと思った。チートでずるいキャラだけどね。
長いこと結末に悩んでいたけど今回は読んだ瞬間わかった(気がした)。とても満足。
うちに震電が欲しいです。
【火曜日・水曜日】
なぜかイリヤも全巻kindleで揃えてしまった。こっちは紙のも持ってるのに。
二日かけて読んだ。
イリヤ独特の読後に襲う喪失感と爽快感をこれ以外で味わえたことがない。
唯一無二の一遍だと思う。
そしてUFOの日を忘れてたことを忘れていた。なんたる失態。なんたる不覚。
以前は鉄人定食と旭日祭が好きだったけど、チェリーパイのシーン(?)が今は好き。
あとしいたけまわりな。しいたけ。
あきやませんせいのちょうへんしょうせつがもっとよみたいです。
あ、水曜日にハヤカワのやつぽちりました。
【木曜日】
やったー陸空の短編きたよー
SFマガジン700【国内篇】 (創刊700号記念アンソロジー)
- 作者: 大森望
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/05/23
- メディア: 文庫
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「ゼロ年代」のほうには「おれはミサイル」、「SFマガジン700」のほうには「海原の用心棒」という短編が収録されてます。
全然チェックしてなかったんだけど、下のほうはまだ出たばかりだった。やったー。
「おれはミサイル」は2003年に星雲賞日本短編部門を受賞してる。そうです。
下に至っては手塚治虫とか松本零士と同じ並びに名前が載ってるんですけど。なんなの。ビッグなの。
乳バレーに夢中になっていた秋山はどこにいったの(ひょっとしたらまだやってるかもだけど)。
それはさておき。
「おれはミサイル」とりあえず1回読んだ。
エスコン6でミサイルばしばし撃ちまくって外しまくってごめんなさい。って思いました。
エスコンの空は賑やかなほうが好きだから、もしこうだったら楽しいかも。
でもギアはいるだろ。艦載機いいじゃん。
秋山きっとエスコンしたことあるだろーなー、って言いたくなる結末だった。
発射コールはちゃんとしよう。撃墜コールも。
秋山の戦闘シーンの描写はほんとに惚れ惚れする。いけっ! そこだっ! って頭の中で何度も叫んだ。
【金曜日】
そして今日。「海原の用心棒」読了。
SFマガジン700【国内篇】 (創刊700号記念アンソロジー)
- 作者: 大森望
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/05/23
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長いし私は潜水艦あんまり得意じゃないから読むのに結構時間かかった。
前半はイリヤ1巻みたいな感じで全然進まなかったんだけど、途中のあるシーンで雰囲気に気圧されてからは気持ちが乗ってきて割と読めた。
素晴らしかった。
そのあと急にSFの流れが入ってきて、もう虜になってしまった。
人間以外が語り手になってるところが猫っぽくて回想中の会話文がイリヤっぽくて気圧されたシーンがEGCっぽくて仲間割れというか同族争い的なところが鉄っぽくて南の海ってところがミナミノっぽくて、
なんか、なんか、うまく言えないけど秋山の集大成というか、
とにかく面白い。
ただ、電撃の秋山を想像するとちょっとびっくりするかもしれない。「おっくれてるぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」的な表記とか全然ないし。鉄人定食とかのノリもない。
いくつかひっかかるところがあるので、もっと読み込んでいきたい。
忘れた頃にやってくる秋山中毒症状恐るべし。
陸マダー? EGFマダー?